LINEで当番を決める方法と注意点|集計をラクにするコツ

ツール別のやり方

LINEのグループやアンケート機能で当番を決めるときの具体的な手順と、集計・催促・見返しでつまずきやすい点をまとめました。LINEを使い続けるための工夫も紹介します。

先に結論:LINEは「連絡」に強く「集計」に弱い

LINEは、ほぼ全員が使っていて通知も届くため、連絡手段としては最強です。一方で、当番決めに必要な「全員分の回答を一覧で見る」「誰が未回答かを把握する」「あとから見返す」がすべて苦手です。

そのため、実務では次の使い分けが現実的です。

LINEの得意・不得意
得意 依頼を届ける/催促する/決まった当番表のURLを配る/急な交代を知らせる
不得意 日程ごとの回答を集める/未回答者を把握する/過去の記録を残す

「LINEをやめる」のではなく、得意なところだけLINEに任せると考えると運用が安定します。

LINEで当番を決める3つの方法

方法1:グループトークで聞く

「10月の当番、行ける日を教えてください」とグループに投げる、いちばん手軽な方法です。

  • 長所…準備がいらない。少人数ならこれで十分。
  • 短所…返信の形式がばらばら(「3日と10日はOKです」「土曜以外なら」)で、集計に時間がかかる。返事が流れて見落とす。

使うなら「日付だけを、この形式で返してください」と例文を添えるのがコツです。例:「10/3 ⚪︎ / 10/4 × / 10/10 △」のように書いてもらう。

方法2:投票機能を使う

グループトークの「+」から投票を作成できます。候補日を選択肢にして、複数選択を許可すると「行ける日」を選んでもらえます。

  • 長所…誰が何を選んだかが一覧で見える。集計の手間が大きく減る。
  • 短所…選択肢は「行ける日」の1軸だけ。⚪︎ と △ を区別したい場合は投票を2つ作るなどの工夫が必要。日程が多いと選択肢が長くなる。

方法3:ノートに当番表を貼る

決まった当番表は、トークに流すのではなくノートに投稿します。ノートはトークの上部から一覧でき、流れていきません。

画像で貼ると変更のたびに貼り直しになるため、当番表のURLをノートに書く形にしておくと、更新しても貼り直しが不要になります。

LINEを使い続けるためのコツ

回答の締切を最初のメッセージに書く

「なるべく早く」は届きません。「9月20日(日)まで」と日付で書き、締切を過ぎたらどうなるか(例:こちらで割り振ります)まで書いておくと、催促の回数が減ります。

催促は個別トークで

グループで「まだの方お願いします」と流しても、自分のことだと認識されにくいものです。未回答の方にだけ個別に一言送るほうが、結果的に早く揃います。

1つのメッセージに1つの用件

「当番の希望と、来週の持ち物と、集金の件」をまとめて送ると、どれかが必ず流れます。用件は分けて送ってください。

そのまま使える依頼文

【10月の当番希望のお願い】
下記の日程について、対応可否をお知らせください。
締切:9月20日(日)

10/3(土)6:30〜8:00
10/4(日)6:30〜8:00
10/10(土)6:30〜8:00

【返信例】10/3 ⚪︎ / 10/4 × / 10/10 △
⚪︎=対応可能 △=条件付き ×=対応不可
※締切までにご返信がない場合は、こちらで割り振らせていただきます

注意しておきたいこと

プライバシーへの配慮

グループに招待すると、参加者同士でアカウント名やアイコンが見える状態になります。全員がそれを望んでいるとは限りません。特に転入直後の家庭や、事情のある方には配慮が必要です。PTAのように人数が多く面識の薄い集まりでは、LINEで全員を集めること自体が難しい場合もあります。

記録が残らない

「先月は誰が当番だったか」を後から調べるのは、トークを遡ることになり現実的ではありません。公平に決めるには過去の実績が必要なので、当番表そのものは別の場所に残してください。

引き継ぎで消える

役員が交代したとき、前任者のトーク履歴は引き継げません。当番表と決め方のルールは、LINEの外に置いておくと引き継ぎが楽になります。

既読=回答ではない

既読が付いていても回答したとは限りません。「既読の人は了承したものとみなす」運用は、後からのトラブルにつながりやすいので避けてください。

LINEと別の道具を組み合わせる

もっとも手間が少ないのは、「集めるのは別の仕組み、届けるのはLINE」という組み合わせです。

  1. 希望を集めるフォームやツールでURLを用意する
  2. そのURLをLINEで配り、締切を伝える
  3. 集計結果をもとに当番を決める
  4. 決まった当番表のURLをLINEのノートに貼る

この形にすると、メンバー側の体験は「LINEで届いたURLを開いて答えるだけ」で変わりません。運営側だけが、集計の手間から解放されます。

集める仕組みとしてはGoogleフォームのほか、割り振りまで行える当番調整ツールがあります。全体の流れは当番表を簡単に作る方法にまとめています。

よくある質問

LINEの投票機能で当番を決められますか?
「候補日から都合のよい日を選ぶ」用途には使えます。ただし1回の投票で扱えるのは1つの質問なので、日程ごとに ⚪︎ △ × を聞きたい場合は投票を複数作る必要があり、集計が煩雑になります。
LINEで送った当番表が見つからないと言われます。
トークは新しい発言で流れていきます。当番表はノートに固定するか、URLで共有してそのURLだけを案内する形にすると、探してもらえるようになります。
個人のLINEアカウントを知られたくない人がいます。
グループに招待すると、参加者同士でプロフィールが見える状態になります。抵抗がある方がいる場合は、LINEで全員を集めることにこだわらず、回答だけURLで受け付ける方法を併用してください。
LINEだけで当番管理を完結できますか?
10名程度・当番日が月数日までなら現実的です。それを超えると集計と催促の手間が急に増えるため、希望を集める部分だけ別の仕組みに移すことをおすすめします。

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